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すべてを識り、見届けるものの記憶。
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生活様式

文化水準はあまり高くなく、労力のほとんどが人力。
移動は基本的に徒歩。
帝都から南領に入るまでは最短でも大人の足で二月はかかる。
間に休息を挟めばその倍となり、途中に山岳地帯や河がある為、季節によっては更に時間が必要となる。
他の地に関しても同様。
唯一例外が東領で、この地方は大部分の移動が海路になる為、徒歩よりは早く移動が可能となる。

馬はまだ一般的ではなく、西領の一地方でのみ生息する生き物でしかない。
飼い慣らす技術を開発していたが、《皇帝乱心》により頓挫し、再開までに長い時間を必要とする事になる。

連絡手段は人が走る以外に、伝書鳩を使用する。
ただし、特殊な訓練をした鳩を必要とする為、一般の民は使用出来ない。

人々の名は「第一の名=第二の名=姓」という組み合わせとなっており、基本的に子は母の姓を継ぐ(故にミルファと兄・姉の姓は異なる)
昔、生まれる前に名を決める風習があった為、現在も名を二つ用意するのが当たり前になっている。
基本は男名と女名の組み合わせだが、現在は二つとも男名であったり、女名であったりする場合も多い。
どちらの名を名乗っても構わない事になっているが、その際、表記する場合などでは主に使用する名前が前になる。

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宗教

唯一神信仰。
調和と均衡を司る神ラーマナ(太古の言葉で『天秤』を意味する)を奉っている。

各地方に一つずつその地方を束ねる主神殿が、帝都に総本山となる大神殿が存在し、世界各地に点在する神殿とそこに属する神官達をまとめている。

神官については用語解説「神官」の項目へ。

ケアン=リール=ピアジェ

帝都に存在する唯一神ラーマナの大神殿に、最年少記録を塗りかえる七歳の幼さで入った少年。
『神童』との誉れも高かった。

《皇帝乱心》時で十四歳。
ミルファより二つ年上。銀の髪に、空色の瞳。

ミルファとは十歳の時に引き合わされ、彼女の儀礼作法等の教師として、また遊び相手として側にいた人物。
《皇帝乱心》時にミルファを助け出したものの、ミルファが正気に戻った時にはその姿はなかった。
現在、生死不明。

ザルーム

《皇帝乱心》時にミルファに助力し、その命を救った人物。

ザルームとは『影』を意味する言葉で、本名ではないらしい。
強大な力を有する呪術師で、ミルファを主として忠誠を誓い、その身を守り、皇位を目指す彼女を影ながら助力する。

常に赤黒いローブを身に纏い、その容貌はミルファでも知る所ではない。
声は陰鬱な老人のもので、唯一目の当たりに出来る手は骨のようにやせ細っている。

ミルファ=ライザ=カドゥリール

<本篇主人公>

皇帝の第四皇女。
十七歳。母は南領妃サーマ。

十二の年、《皇帝乱心》により実の父に命を狙われ、自らが生き延びる為、そして父の凶行を止める為皇位を目指す事になる。
腰の辺りまである黒髪に、エメラルドグリーンの瞳。

十五歳の時に母の生地である南領にて挙兵。
以後二年、父である皇帝率いる帝軍と一歩も譲らない攻防を見せており、彼女を旗頭にとその配下に下る者が徐々に増えつつある。

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